ここ最近掛かり付けのMFJ電源ブースター「MFJ 4416B」の登場です。
そう先日の秋田・男鹿半島移動で、お決まりの30Aヒューズが吹っ飛び、更にバッテリー30Aヒューズもダブルですっ飛んだあと、NchMOSFETのパワーMOSも片肺がショートで昇天。
まぁ~~~
まっとうに考えると、FETのドレイン・ソースが導通したから、ヒューズも飛んだんだと思いますが(笑
その前にヒューズが飛んだのか???
とにかく、1時間以上も普通に交信していて(7MHzCWで約25Wほど)
受信中に静かに突然落ちました(笑
とにかく、1時間以上も普通に交信していて(7MHzCWで約25Wほど)
受信中に静かに突然落ちました(笑
バッテリーは車のバッテリーではなく、単独のシールドバッテリーのデュープサイクル利用の状態、まぁ~1時間以上運用してきたので送信時の電圧低下は満充電時と比較すれば必然的に大きくなるころ(でもその時TX時でも12Vはキープを確認してます。V計繋いで見てたから)
ただ先の対策としてお伝えしていた通り、電力入力側には大容量のコンデンサーを並列接続(4400μF程度)で入力変動電圧を緩やかに抑えて・・・なんて想定していたのですが、若しかしたら此れが暴れて悪さをしていた疑惑も・・・。
FETを代替品に変え修理、同じ状況で問題無く固定からテスト運用と称し2m和文CW(20Wくらいか)で交信していたら、丁度交信が終わってTU・・打った直後、電源からパッツン音、バッテリー側の30Aヒューズが飛んだ音がしました(涙
いろいろ検討した結果、
そういえばMFJ 4416Bは最後MFJ 4416Cのタイプに代わってたなぁ~を思い出し、
MFJ 4416Cの事をいろいろ調べてみた結果「MFJ 4416Bでの不具合をMFJ技術者が解決すべく再設計やテストをやり直し対策された製品がMFJ 4416Cである」旨の情報を発見。
早速MFJ 4416Cの図面を今でも残るMFJのページより入手しMFJ 4416Bと比べてみました。
早速MFJ 4416Cの図面を今でも残るMFJのページより入手しMFJ 4416Bと比べてみました。
そうしたら、元々MFJ 4416BのFET短絡破損対策で言われていた対策と同様な対策がされており、更に制御ICからのGラインにFB(R30Ω)も入り、このGラインには10Ωの抵抗器が入っておりました(従来の私の対応では50~70Ω程度を挿入)、
また電源入力ラインには大容量電解コンデンサーではなく0.1μF程度のパスコンのみ。
その他はほぼMFJ 4416Bの回路構成と同様(他にはMFJ 4416Cは232C系?データ端子なるものが付いてますが今回の問題には直接影響ないので割愛)
早速方針が決まったので、必要部品を入手!!
っても・・・
◇コンデンサー(0.01μFある程度高圧対応)
◇10Ω抵抗器(意外とあるようで無い)
◇FB(R30Ω)これはチップのものを入手
Nch MOSFET(ちょっと今回2種類用意してみました。先に交換して昇天した65V/56Aのもの、そしてそれより大きな100V/100Aタイプのもの)
早速交換&改造修理に入ります。
後にテスターで調べても、やはり片肺のみのショートで昇天、もう片方は生きている感じは最初の不具合状況と同じでした。
FETはなかなかガッツリ基板に止まっているので、数回修理するとパターンも傷んできちゃいます(涙
今回は、100V/100Aのものを入れてみたいと思います。
製品としては東芝の"TK100A10N1"になります。
一応予備として、
元々搭載されていたSTのFETと同等の”TK5R3A06PL”60V/56Aタイプも含め、
今回は仕入れてみました。
前回改良改造した箇所をベースに必要パーツを組みます。
今回FBがチップ部品でしたので、やはり手付け半田は苦労しました(笑
パスコンも入力側に入れます。
これは入力系30Aヒューズの後方側になります。
チョット疑惑があった電解コンデンサーは今回抜いて様子をみてみます。
(今後周辺回路と共に何か良い事あるかどうか検討)
おそるおそるの電源投入です。
電源場バッテリーの前に、安定化電源で電圧を12V丁度に合わせたものを入れてみました。
電源場バッテリーの前に、安定化電源で電圧を12V丁度に合わせたものを入れてみました。
(いきなりバッテリーのヒューズが飛んでしまっても困りますので)
まだブーストSWをONにしていませんので、そのまま12Vが出力されていますね。
パワーブーストSWをONにしてみます。
多少の誤差はありますが、13.8(14.0)Vの目的電圧で無事出力が出てきました。
この後、テスター等で電圧を測定したり、無線機につないでみたり、電源のon/offを繰り返したり、シールドバッテリーにつないでみたりを繰り返しましたが、
現時点では問題は発生していません。
はて、今度は元気よく機嫌よく動作し続けてくれるでしょうか(笑
まだロング運用テストまでは出来ておりませんが、
近日中に実交信で使ってみたいと思います。
祈願・無故障です(笑)
もし上手く行ったら、
月末のキャンプ移動で活躍させてみたいなぁ~と思っております。
参考・改良部分図面
今回FET周辺の回路構成改修については、
以下のページを参考にされると分かりやすくとても勉強になります。
「アナデジ太郎の回路設計」さんの"ゲート・ソース間抵抗Rgsの決め方”です。
https://ana-dig.com/fet_gate2/
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