2021年2月28日日曜日

AZDEN PCS-5800・内蔵リチウム交換

こんばんは、今週末は寒かったですね~風邪なんかひいていませんか?

今夜は、最近特に頻度が多くなったAZDENの29MHzFM機PCS-5800の内蔵リチウム電池交換(改良)と、周波数調整を行いました。

1980年代~90年代に一世風靡をしたAZDENの29MHz(10m)FM専用機!!

まぁ~シリーズとしては、10m、6m、2mと合ったような気がします。またPCS-5800は、前世代機PCS-4800の系統を組んだ高級機だった気もします。

特にPCS-4800(というかAZDENのトランシーバーはみな)は、他の3台無線メーカーとは全く異なるフォルムだったり、コンセプトだったり、独特の顔をした無線機を世に出してくれました。これがまた高性能且つどこかソソルんですよねぇ~

と・・・ただフッと気付くと、皆もう30年?40年選手(^^;

そりゃ~本体は動くと言えども、CPUバックアップ用の内蔵リチウム電池なんて、もうとっくにスッカラカンになり、それが要因で様々な副作用が出てくる頃です。

案の定、このとおり・・・
ぶっ叩けば、治ったりするのですが、流石に頻度が多いと・・・これからのシーズンINでは、肝心なEsなど逃してしまいますね。
ULが出ている時には、もちろん受信できなくなるばかりか、全ての操作も効かなくなります。
CPUがアンロックの要因としては、様々原因はあるかとは思いますが、
まぁ~多いのが、データーとCPUバックアップ用内蔵リチウム電池の電圧低下や劣化など・・(取説にも記載ありますね。

まぁ~あちこち原因あるかもしれませんが、
とりあえず、もう既に空っぽであろう内蔵リチウム電池の交換をしてみることにしました。


この機種の内蔵リチウム電池は、操作パネルと本体基板の間の中継基板に直にはんだ付けさてています。(写真のオレンジ色帯の丸い部品)

これが、、、結構アクセスしずらいところにあります。


前面パネルは、左右4本のネジ+1本のネジを外す事で、本体と分離する事ができるのですが、、、これがネジを取っただけだと、外れないんです。

よ~く探ったら、本体とパネルを繋ぐコネクターがガッツリ止まっていました。
これを、曲げないように注意しながら少しずつ外し、最終的にパネル面を本体と分離します。


実際にはパネル面側の基盤の裏側!!に
リチウムが付いています。
これまた、ネジを6本外し、基板を裏返すとようやく内蔵リチウム電池が見えてきます。


今回は、同じ部品を使う・・・というわけでなく、
他の無線機も同様に、リチウム電池をソケット式にして、もっと交換を楽にしたいと思いますので、今回はこの古い電池は完全に取りさらってしまいます。


然るべき配線から、リチウム電池用のソケットへと接続します。

あれっ!!(^^;
気が付きましたか???

そうです。はじめは充電式電池でも入っているのかなぁ~、何時かは交換必要だようなぁ~とよく眺めていたのですが、よーく見てみると、CR2032が2個直列で接続された形のリード線直付け基板用タイプが接続されていました。

???という事は、1個ではない・・・2個やん、
6Vかぁ~(@_@。まぁ~実際には5V供給なんやなぁ~~~~。

当初の目論見から外れ、
ソケットの買い出しを強いられる羽目になりました。
そして、車走らせ購入してきました。今回実は2台分の作業したので、ソケットは3つも購入、またもや(以前もあった)お店の在庫は無くなりました!!


そして、それらをまた直列でつなぎ直します。
充電電池式、という当初の情報もありましたが、今回取り除いた電池を観察すると、
完全なるR2032が2個重なってパッケージ化された6V仕様のものでした。


ごらんのとおり、2個のCR2032を今度はソケットで直列にして、電源を供給してあげます。更に絶縁帯で包んでショートを防ぎながら無線機内部の基板隙間へと設置しました。

これであれば、また電池切れても直ぐに交換が可能になります。


これが外した内蔵されていたリチウムバックアップ用の電池。
一瞬キャパシターかなぁ~とおも思ってよく見てみると!!
もう普通のCR2032が素直に2枚直列に重なって6Vをだしているタイプになります。

ちなみに・・・外したリチウムは、
1つはスッカラカンの空っぽで、極性もひっくり返っているというアブナイもの。
もう1つはまだ6Vの電圧が測定できました。


全てくみ上げ直して、テストを開始したら・・・
なんと、周波数がズレているじゃないですか!!

ということで、もう一度開腹手術を決行(^^ゞ


スペアナで送信周波数を完全に合わせます。
(当初は10KHz前後のズレがありました)
これはかなり、疎なる送信機近傍での測定でしたので、スプリアス云々は今回未測定です。


同じく、他の無線機でも漏れ電波で受信し、
問題なくスペアナが適正範囲にいることを確認。

これで、一通りの修理&調整が完了です。
実はPCS-5800はもう一台ありますので、そちらにも全く同じ処置をして本日のミッション終了でした。

結果は・・・
明らかにUL表示の出没頻度は減ったと思います。
(まったく再現しない、訳でもありませんので・・・
今度機会があったら、本体の基板や半田クラックなど発生していないかどうか、チェックしようと思います。

ささぁっ、明日から3月です。
いろいろ、なにやらありそうな今年の3月です。
~なんでもイイけど、怪我しないよう・・・進んでいきましょう。

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