今週は久しぶりにお家でノンビリでした。そう夏休み最終日です。
溜まった宿題は・・・無いのですが、お家の中が足の踏み場もないくらいの状態になっており、朝から大掃除を行いました。
もちろん、途中はマイク握りながら・・・ではあったのですが、
なんと、今日は久しぶりにFT-101で交信をしていたのですが、偶々TS-830Vにマイクが移ってアンテナを切り替えてみたところ、んんんっ!?感度が悪い・・・、
あっ何時もの故障か・・・
チェックに内蔵マーカーを受信してみたところ、
Toneもうっすら聞こえるだけ・・・
特にHiバンドに顕著に落ち込みがあって、比較的Lowバンドでは問題なく聞こえてくる現象である。だからLowバンドだけQRVしていると、この故障が分かりづらい。
「RF入力初段の1.8MHz用のコイルのショート」
どうしても、複数の無線機でQRVしていると、使っていないアンテナからの回り込みが起きて、初段を壊してしまう事があるのです。
幸い石ころ(3SK73GR)が飛ぶことは結構稀で、メーカーなどに修理を出すと全部交換されてしまうようですが(もう最近は修理無理かな・・)貴重な3SK73のストックを減らさずに復旧できてしまうのです。
ところで、このコイル、換えは???になると思います。
実はこれも経験済みで、現在ではFCZの1.9MHz(07S)で代用が可能です。
とはいうものの・・・FCZコイルも今年ついに生産終了になってしまった為、ストックは確保しつつ今後は対策を練らなければと思っています(今月のCQ誌の様にコイル自作も面白いかも)
さて、TS-830(530も同じ)RFユニットの作業
普通に考えれば、バンド切り替えのSW類などが乗っていて、とてもメンテナンスしづらい基板です。
しかし、本体を裏側にして、AFユニットを先ず外します(修理でしたら配線はそのままでもイイかも)
AFユニットの下には、鉄板シャーシが固定されています。そしてこれはネジ止めされているだけで、
ネジを外すと鉄板シャーシを外す事ができます。くれぐれもケーブル類には気付けて下さいね。
そして現れたのは、目指すRF基板の裏側の部分(半田面)です。
ここまで露わになれば、修理は簡単ですよね。ただ・・・よーーーく部品実装面と裏側基板パターンを見比べて、間違って違う所を弄ったりしないよう、お気付けくださいね。
問題のANTコイル、1.9MHzバンドコイルの裏側パターンは写真の箇所です。
そして、この半田を取り、部品を外します。
この外した部分に、FCZコイルの1.9MHz(07S)を取り付けて修理完了です。
パターンがとても狭いので、半田ブリッジにならないよう、また芋半田にもご注意くださいね。
部品を交換したら、調整が待っています。
マーカーをON、受信しながら1.9MHz等低いバンドから、ANTコイルの各バンド、MIXコイルの各バンドを一つづつ調整して行きましょう。
その他にも、せっかく蓋を開けたので調整できる箇所はしっかり調整します。
(調整の範囲は、取説にある内容で十分です)
定期的に綺麗に掃除をしつつ、劣化部品や焼けこげなどが無いかチェックです。
それと・・・くれぐれも感電には注意です。
このTS-830Vは400V程度ですが、Sタイプは800~900Vの電圧が掛かってますからね。
という私も、何度かは・・・ビリビリ感じた事はやはりありますね(^_^;)
くれぐれもご注意を!!
さっそく、故障現象の確認です。
どうです、同じ周波数(21MHz)で、今度はちゃんとマーカー信号を適正で受信していますね。
修理完了の後、アンテナ繋いでみたら結構Hiバンドがイイ感じに入感
お声崖で問題なくQSOできることを確認して修理完了\(^_^)/
修理時間は、お掃除や調整、お昼ご飯!?も含めて約2時間くらいかな、
やはり、この時代のRIGは自分でも修理ができる基板&部品構成なので、ホント例え故障したとしても面白いですよね。
今回の故障は、これで手持ちのTS-830&TS-530で全部出た現象かもしれませんが、勿論最初にこの現象(故障)が出た時には、回路図を追っかけ追っかけ・・・この故障箇所を探り当てるのに約2ヶ月以上も時間がかかったことを覚えています。
最近のブラックBOXのハイエンドRIGも、もちろん憧れますが・・・
昔のローカルOMが持っていた憧れのRIGを手に入れて、チューニングと修理を繰り返しつつ、実践現役で活躍するRIGと永~く付き合うのもまた良いものですね。
今日は修理のあと、TS-830を使って久しぶりに15mバンドのSSBでQSO楽しみました。
(今日は比較的コンディション良かったね)
さぁ~夏休みはこれにて終了
最後は比較的大きな宿題か?自由研究か??で楽しみました。
明日からは、お仕事が始まるぞー
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