2020年8月20日木曜日

久しぶりTS-830調整・・・

 こんにちは、

大変お暑ぅございます。お元気ですか???

今週も、コロナ対策で在宅2日、休み1日、3日出勤で3日休みか在宅勤務かの交代でのお仕事の毎日。昨日は久しぶりのお休み(ホントの意味での)だったので、いつもの朝から床屋さん行って、温泉入って、お昼ごはん食べ帰ってきました。

帰宅すると、、、

たまたまた今回入手したTS-830が届いており、

早速中身チェックと既にウチにある他のTS-830との間で、基板交換やチェック、また届いたTS-830の状況が意外と良かったので、各部調整を行いました。


TS-830は言わずもながら、TRIO(現KENWOOD)最後の真空管ファイナル機
本当の最後という意味では、弟分のTS-530になるが、実はウチにはTS-530もある。

もちろん全ての830は、中古で入手したもの、
それでも、もう最初に入手した機材については、20年以上は私のところで、あるいみHFのメイン機として運用に使っている。


元はと言えば・・・
免許取り立ての中学生のころ、先輩のシャックを見させてみらったときに、
机の上に陣取っていたのがTS-530の真空管ファイナル最後の機体。

淡く、程よく低音も聞いた、音質の良いTRIOサウンドでの7MHzSSBの受信音にはぶったまげた記憶がずっと残っている。当時私は八重洲のトランジスタファイナル機を入手することができたが、TRIO機との音の違いは決定的でした。

またパワー出力も、

天気が悪く雨などが当時設置したHF多バンドグランドプレーンのトラップに入り込んだだで保護回路が働き、数ワットしか出力できなかったトランジスターファイナル機にくらべ、

多少の高SWRでも、ガンガンに十数ワットも力強く出力してくれる真空管ファイナル機は、ある意味、雲の上のトランシーバーだったのを覚えています。

もちろん独特のチューニングをした後でないと、交信もできませんでしたが、

その儀式自体が、無線やってるんだぁ~~~なんて思った瞬間だったと思います。


・・・なんて!!

思い出、爺ぃぃ~の話しをしてしまいましたが(^^;


写真は・・・せっかくお腹を開けたので、
全く表示が出ないTS-830のカウンターを入れ替えてみて、カウンターは生きているのか、
各部品は生きているのか、確認をしているところです。



そして、今度は・・・WARKバンドの改造です。
このTS-830は、発売当時はまだ10MHz、18MHz、24.5MHzは開放されていまでんでした。が無線機自体にはバンド搭載がされていました。
そして、このWARKバンドが国内での運用に許可が出て、
自分の免許状でも、送信機を送信できるよう改造して申請(変更申請)して免許されれば(周波数や電波型式の追加)、運用できるようになりました。

特に、私も最初に2アマを取って10MHzを申請した時に、10MHzではSSBでの運用も可能でした(今は駄目ですけどね・・
丁度、昨今の1.8MHzのSSB開放の逆ですかね!!


この無線機は、RF基板のR42抵抗をカットすれば、
各WARKバンドが出られるようになります(今回入手した830は未改造でした)

実は他にも、RF基板のダイオードカットでも同じく出られるようになります。
(うちにもそちらの改造をした830もあります)

ただ、R42カットは後にKENWOODから出た改造案内書にもあった手順のようですので、今回こちらを採用してみました。


アクセスは、
周波数カウンターを外して、その下にあるRF基板の端っこのR42をニッパで切るだけです。


あと今回、せっかくだったので・・・
いろいろ、オプションなど(CWナローフィルター、アルミダイキャストの高級ダイヤル)も今回の開腹の序で乗せてみました。
一気にグレードアップです。

ただ、出力の部分は(100W改造パーツも揃ってはいるのですが)・・・
10Wのままの出力としました。
(将来のため?、部品行方不明を防ぐため???、手元にあった500μFの電解コンデンサーは本体に括り付けてスタンバイとしました)

あとは・・・ファイナルのファンなどもかな!!


CWナローフィルターの取り付けです。
IF基板をひっぺ替えして、はんだ付けです。
併せてタップも変更することをお忘れなく!!


今回取り付けた、純正のCWナローフィルターです。
CNなので250Hzくらいでしたっけ???


イイですねぇ~惚れ惚れします。
純正のGE製6146Bです。
10W機で400V ですので、長持ちすると思いますよ。
ちなみに・・・私も830を20年以上使い続けてきてですが・・・・
まだ一度もファイナルの球が不良で(という)交換はしたことありません。

予備球やエージングも兼ねて、たまに交換してという事はありますが、
真空管試験機でのテストでは全く問題なく、そのまま付け替えたり、保守品として保管したりしています。

流石に、最近ではオークションでもあまり見なくなりましたね。
6146系や6JS6Cなどのファイナル球は!!
大切にしなゃですね。


様々なオプションなどを乗せて、、、
アンテナコイル、MIXコイル、ドライブコイル、またIF基板の各コイル、Sメータ、RFメータ等々の取説にある一般的な調整&点検を行って最良の状態になりました。

今後また増設など手続きをして、

我が家のトップメイン機として活躍して頂こうと思います。


FT-101はちょっと残念なのですが(そのままの状態では、

TS-830や530系の真空管ファイナル機は、スプリアス確認保証も通せますので、まだまだ今後も現役で可愛がって行きたいと思います。


球のヒーターが温まったり、チューニングなど、

送信開始まで・・・・すこ~~~~~し、時間、かかっちゃいますが、

どうぞ首をながぁ~くして、CALLするの待っててくださいね(^^ゞ

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