2020年12月26日土曜日

TR-851(430オールモード)AGC調整

こんにちは、

あっという間に師走も後半戦、もう昨日で今年の仕事納めされた方も多かったのではないかと思いますが、今年最後の週末は如何お過ごしですか?


今年、私は何年かぶりに年末年始とお仕事が続く予定となっておりまして、実は来週も月曜日から年明け3日までお仕事です。

とはいうものの・・・

来年年始も会社クラブ主催のコンテストなるものが無事に開催されることになり、

今のうちに、調子悪い無線機治しておかないとなぁ~

と、TR-851のAGC調整!?、修理を行いました。


実は、以前このBlogでも修理内容を詳細させて頂きましたが、
AGC関連の電源系Trが不良になる故障が発生し、数年前に交換修理しました。
元の症状は「定期的にSメーター(受信回路)がRFゲインを絞ったような感じになり、上手く受信できない、RFゲインを定期的に絞った感じ」でした。
原因は他の方でも同じ症状が出ていたことがネットでも検索でき、比較的早く修理はできたのですが・・・

暫らく使っていると、FMモードやLowパワーでの運用では問題ないのですが、
SSBのHiパワー運用した場合、PTTを離し受信状態にすると、
同じくメーターが降り切れて、所謂RFゲインを絞ったようになる・・・というか、
AGCの時定数が極端に長い、為に相手の応答の頭が受信できない。
という不具合です。

当初より、ディバイスの故障というよりは、
調整が狂ったか、ズレたか、経年変化と当初の故障等からの変化で、
丁度調整点が合わなくなった。か???
時定数を決めているだろう、コンデンサーや抵抗等の容量抜けや劣化による設定値ズレ辺りかなぁと思いながら、メンテナンスマニュアルの部分やブロック図、回路図と睨めっこしてみました。


これが、AGC部分の詳細系図になります。
どうやら、ここの調整ポイントとしては、VR1の20KΩが、AGCの時定数の根幹を司っているようです。
まずは・・・、各部品を目視して問題無さそうであれば、
ここを触ってみてからと思い、開腹手術に入りました(^^ゞ


目的のAGC回路部分を検討付け、
VR1も発見、関連部品については目視上では特に問題ないことを確認しました。

んでもって少し周辺のディバイスを触ってみると・・・
でました、でました!!同じ症状(@_@。


でもまぁ~あちこちイジル前に、先ずは調整ズレもあるしなぁ~と思い、
VR1を少し触ってみたら、ほんのちょっとの変化で、正常なゲインになり、受送信も特に問題ないことがわかりました。

そっかぁ~、これがズレてたのかぁ~

そんな感じで、VR1の再調整を実施(ホントにほんの少しだけ回すだけで)、
正常な状態に戻りました。

はぁ~、なんだぁ~これだけだったのかぁ~(^^;
なんだったんだろう、あの相手が聞こえない試練のQSOの数々は・・・。
もっと早くやっておけばよかった!!

そんなわけで、無事に修理(というか調整)完了(^^ゞ
SSBもCWも問題なし、FMもOKでした。

これで無事に今年は社内コンテストやQSOパーティにも安心して参加できそうです。
この無線機ももう相当な年代品になってしまいましたが、
スプリアス確認も終わり、まだまだ現役です。

受信感度がスコブル良いので、大切に使っていきたいと思います。
(なんたって、お陰さまでこの機種特有の2重ボリウムの問題は発生していません)

さて次は・・・
1.9MHzの自宅アンテナの設営と実験です(^^ゞ

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