今から約30年前、
職場の先輩カメラマンから「カメラ興味あるんやったら、中古だけど品定めしてやるぞ!!」と、全部おんぶにだっこだった頃、見繕ってはじめてに近い頂いたお給金で購入した初の「一眼レフ」カメラとレンズ。 もちろん中古でその全てがマニュアル設定、そして横走りのシャッター幕、写真を撮る事自体を楽しませてくれ、激動期のモスクワ、イラン、カンボジア、そして欧州の旅と数えきれない思い出を共にしたそんな僕のカメラ。
昨年、神奈川コンテスト併設SNSフォトコンテストの副賞で頂いた1本の「KODAKのGOLD200・36枚撮りネガフィルム」。
そんな1本のフィルムが、
もう20年以上近く忘れかけていたフィルム撮りドキドキの楽しさを思い出させてくれるキッカケとなりました。
ボロボロになった遮光モールを綺麗に張り替え、レンズを磨き、ファインダーをクリア。
さっそく一眼を持って出かけてみました。
10月 山梨県・甲州市(柳沢峠)
秋のぽかぽか陽気・甲府盆地を眺めます。
11月・静岡県小山町 富士山須走五合目
山中湖から丹沢方面を望む
相模湾から御殿場と箱根外輪山方面
撮影の隣で観ていたバイク乗りが一言、
「そっか山中湖だ、俺らあそこから来たんだ!!すっげぇ~意外に近いんだなぁ~」
天空に浮かぶ富士は何処から見ても絵になります。
深秋に雪化粧がない富士って、
この130年、富士山観測開始依頼初めてのことだったようです。
丁度この撮影日は十三夜
そうそう、キャンプにも行きました。
9月下旬、この時はまだ汗かくくらい暑かったよね。
森林香で虫よけ
小河内ダムの静寂
全く雪の無い富士山
今年はこの3日後、富士が雪化粧しました。
(11月3日撮影)
かれこれ15年?
此処には通っておりますが、何が驚くって・・・
木々の成長の速さ!!
自分の背より半分にも満たなかった木々が今では自分の背の2倍以上
嬉しいやら、どこか少し寂しいやら・・・。
本栖湖の夜明け
(残念ながらこの日、富士は顔を出してくれませんでした)
写真の絵柄的にはきっと過去のこのページでも何処かでご覧いただいていたかと思いまます。
過去UPの物は全てデジタル一眼で撮ったもの(そうそうOLYMPUS-PENは勿論フィルムね)
デジタルは流石に綺麗。ごもっともです。
でもフィルムには味わいがありますよね。
どこか懐かしい、そう言えば写真ってこんなんではなかったでしたっけ?
スマホの高速スワイプで次から次とページを飛ばして観るんじゃくって、1枚1まい「これはねぇ~」なんて1枚の写真と共に撮影した時の想いでも蘇ります。
今後も、綺麗なデジタル写真を頑張って狙いつつ・・・
こんな、観てくれる方と共に撮った自分もの心に染みる、そんなアナログ写真も撮れるよう
復活した僕の一眼レフカメラと共にシャッターを切り続けていこうと思います。
PENTAX Km / PENTAX smc-PENTAX-A 28mm
KODAK GOLD200 / Wolverine Filmスキャナー
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