冬休み工作(今回は中古無線機のレストア作戦)
トアルことから・・・10m(29MHz)FM名機を入手しました。
実はこのAZDEN(アツデン)PCS-5800の10W機は既に我が家でも稼働したことがあったのですが、こいつはHタイプの45Wハイパワー機になります。
AZDENの10mFM用のトランシーバーとして個人的に記憶あるのは、開局当時のカタログやCQ誌広告で良く見た「PCS-4800」です。しっかりした作りと、独特のフェース、デジタル表示と黄色のボタンは、何かソソラレルところあります(^^;
この5800は、その後継機ということになります。が・・・流石に、この機体の広告って記憶無いんですよね~。
↓↓↓ごらんの通り、
この機種を入手当時、周波数表示部は割れ、傷つき、スイッチ&ボリウムとスケルチのツマミもありません。
ケースも傷だらけ錆びだらけ・・・電源は入ったものの、相当酷使されて30年以上!?
だったかと思われます。
今回、主な冬休み予定も・・・無くなってしまったことから・・・(^^;
久しぶりにレストアー作戦を決行しました。
先ずは・・・ツマミ!!
このツマミが無いことには、電源も入りません(T_T)/~~~
もちろんこの製品のツマミ、同じものは無いので、既製品のツマミを検討、
スイッチや音声ボリウム、スケルチにはガリ等の問題は無いため、このままこのボリウムを使う事にしました。そして・・・肝心のツマミです。
写真のとおり・・・
このボリウム軸はケース表面より内部にあります。ですから・・・普通の軸に入れるようなツマミが使えません。
(ここはトンチ:頓智の出番です)
⇒中に入れて回せるツマミが無いのであれば、ボリウムの軸を外に出せば良いのです!!
(逆転の発想で(^^ゞ
そこで考えたのが、、、アルミパイプを切って・・・いやいや、もっと簡単で手軽なもの・・・ふと電源系を処理していた時に目に留まったのが、電工工具セットに入っていた、「圧着スリーブ」!!あっ、これやん・・これ使えるわぁ~(^.^)/~~~
内部に引っ込んでいるボリウム軸をケース面に出すために、
内部ボリウム軸に電工用のスリーブを圧着してつなげ、軸を延長します!!
ちょうど、このスリーブは直径が6mmのもの、
ということは、大変が6mmφの既製品ツマミが使えるようになり使い勝手も向上(^^ゞ
という感じになります。
話し変わり・・・
内部の照明は、麦球が入っています(ディスプレー側に2個、スイッチ側に2個)。
これがまた、電源入れてみると・・・絶妙な灯り方をしているのです。
フィラメントが優しく、まるでエジソン電球のようなイメージ・・・
だから・・・あの濃いオレンジ色が出せるのです。
これはLEDではできない、まだ球切れもしていないので、今回はLEDに変更ぜず、このまま使う事にしました。
次は・・・ケースの再塗装です。
流石に、使い込んだのか(ケースは傷だらけの錆びも多く見受けられます)
以前FT-690で使った塗料が残っていたので、厳密に言えば色が若干異なりますが、さらなる錆防止と見た感じのことも考えて、ケース類の塗装を実施しました。
塗料が乾燥する前、さらに・・・
割れて傷ついた液晶表示部はプラ板で作り直しました。上がオリジナル、下が今回切り出した表示部
よくよく見たら、液晶表示以外の部分を黒でマスクされていました。
同じく、黒で塗ってマスクするために、マスキングテープで処理をして黒を塗ります。
塗装後のケース、周波数表示板などを入れた形でくみ上げてみました。
ここまで来たら、あとはツマミ・・・なんですが、
実は某Amazonでも発注したのですが、、、何も入っていないとなんたって使い勝手が悪い。
ってなことで、とりあえず仮のツマミを付けてみました。
⇒うぅぅぅん、やはり今一ダサい(T_T)そして・・・
始めは今週末や来週!?配達か???と通知されていた品物がなんと今日届きました。
どすか?
かっちょイイでしょう!!アルミ製の6mmφ軸、約1cmのツマミです。
これがスリーブとピッタリ合いました。
通信機としての一通りの動作確認もOK、
パワーも規定値出るようになったし、受信もスコブル良好の様です。
あとは・・・免許ですね(^^;
ちなみに、この機種は新スプリアス対応機種ですので(技適じゃないよ、JARDの新スプ保証認定ね)、保証認定経由で免許(変更申請)も簡単に下りそうです。
今日の外は思いっきり寒いのですが・・・
暦の上ではもう直ぐ本当の春もやってくる。
HF帯のコンディションも確実に上昇しているし、
オーストラリアやマレーシア、台湾などとも交信できた昨年のEsの爆発的発生を考えると、今年も3月頃からのシーズンインにとっても期待大です。
特に10mのFMってくれば・・・
普段はだーーーれも居ない、聞いてない、飛ばない・・・様なイメージのバンドではあるのですが、
実は小さく簡単なアンテナとQRP機でもEsが出ると、一気に59+++で全国と交信できてしまう、とっても不思議なバンド。
この無線機と車載ホイップの様な小さなアンテナでも、音声のFMで国内津々浦々、アジア、ロシア、欧州、北米などとも交信できるかもしれませんね。
そんな楽しみを想像しながら、
それまで免許取って準備しておこうかと思います(^^ゞ
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