2015年6月27日土曜日

TS-830 VFO修理 (QRH対策)

こんばんは、Blogは少しご無沙汰です^^;
G+の方では、先週久しぶり平日、富士吉田へ行って撮影したものをアップさせて頂きました。
新緑、梅雨まっただ中、でも雨シーズンならではの心癒される沢山の瞬間を頂いてきました;

今日は・・・そんな久しぶりの自宅で過ごす週末
そうそう、この1ヶ月か?、もうQRHが酷すぎて、まったくQSOもままならない状態になったTS-830の本格的修理に乗り出しました!!

実は数台あるTS-830ですが、
今回重傷なのは、この最近パワーが出なくなったり、バンドスイッチが調子悪かったり、毎週末いじり倒しているTS-830Sのメイン機

もう電源を入れてポンと跳び、ヒーター入れてポンと跳び、PTT押してもホンと(これは仕様ですが・・・)だいたい送信解除後に下の受信周波数に戻らない・・・

本当、この1ヶ月2ヶ月!?、
こんな阿呆無線機でお声崖して、RITを片手に、偉いすんませんでしたm(_ _)m
こんだけズレればね、普通は交信できませんよね・・・30~50KHzくらい平気で上下自由移動(TT

ネットでいろいろ調べたところ、いくつか原因になりうる定番箇所があるようでした。
一)FIXスイッチの接点劣化
二)本体電源電圧の変動(レギュレーター基盤等のコンデンサー劣化や抵抗の焼損など)
三)VFO本体のトリマーコンデンサー(T1:6PF又は10PF、T2:20PF)劣化
四)周波数補償用の温度補償コンデンサーC9(270PF※場合によっては並列接続にて値調整)

実は今回の修理では、段階があって・・・
このVFOへ辿り着く以前に、電源部の電解コンデンサー類の交換も行いました。
当初は、ヒータースイッチを入れた瞬間だけ、大きくQRHを起こしていたため、電源・電圧系の不安定さかなと、ターゲットを決めました(結果的には直接の原因ではありませんでしたが・・・)

写真は、前期型のTS-830/VFO
今回、今後の保守もあって、ヤフオクで丁度出品されていたTS-830のVFO(中古品)を予め入手しました。

先ほどの一~四、
一、二と実践チェックして行きます。あまり大きな問題があるとは思えませんでしたが、この際なので、出来るものについては、積極的に新部品へと交換、並びに再半田をすべての基盤で実施しました。


そして、No.三!?
TCの交換、今回はTC1を10PF、TC2を20PFで、村田製作所のセラミックトリマーを採用しました。もちろん同じような形のTCもあったのですが、何せ製造からはそれなりの時間時代が経過しており、そんなんに拘らずに、今の最新モデルに匹敵・・・

必然的に、新トリマーコンデンサーと入れ替えました。

この写真は、ヤフオクで入手した、シルバー名盤の前期出荷分TS-830からの抜き出し品。
実際に今回故障したのは、ゴールド名盤のTS-830S

ヤフオクのVFOをTS-820本体につないでみたら、主要なQRHは無事停止
これは、やはり技術者の目としては、問題はTS-830本体側ではなくて、このVFOにありと!!


取り敢えず、三のトリマーコンデンサーを交換してみよう^^

よーーーく観たら、
こんなコンデンサー、流石に脚が真っ黒けです。

実は、ネット曰く「四」での問題発生、解決も重要なのですが、意外と身近なところに問題あり、
今日はそんな事をあらためて気が付かせてくれる時間でした。

メインのTS-830へと、交換対策済みVFOを入れ込み
その動作を確認後、ヤフオク再びVFOもチェック、こちらも真っ黒焦げ・・・のTC2つ


こででも駄目だったら、「四」のチェックに入るのだが、
なんと、TCの交換で、すとんと・・・以前の830へと戻ってくれて、もうもう、、、
QRHがどうのこうの、そんあ事、気にする必要がなくなりました。

とりあえず、ヤフオクVFOも、同じくく回収作業を行い、一気に現役の装置へと生まれ変わりました。

今日は3.5でロールコールが・・・
まったくもって問題が起こらないことを確認しつつ、TS-830からチェックインさせて頂きました!!

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