2025年6月29日日曜日

MFJ-4416B改造?改良!?の巻

こんばんは、
この週末、6mのコンディション良かったですね。
関東からでも土曜日は午前中8エリア、6エリア、4エリアが入感、土曜日は「オールJA1コンテスト」が開催され、昨年の繋がりで今年も6m部門だけ参加してみました。
おかげ様で、昨年より少しだけスコアーアップ!!
来週6Dの事前準備&調整が上手く行きました。コンテスト交信頂き有難うございました。
来週末のEsにも期待ですね。

さて、今日のお話しは先日安価でゲットした「MFJ-4416B」のお話しです。
キャンプ先や車旅行先での簡易移動運用好きなワタクシとしては(以前車からバッ直で移動運用時に電源取っていたのですが、回り込んだのか?調子越えてやってたら車側の電気系統を壊してしまった経験があり、、、)それ以来、完全に無線は無線用のバッテリー(鉛のシールドや最近は燃えない(笑)リチウム!)を使っています。

ただ、これらのバッテリーでのディープサイクル使用では送信時にどうしても電圧低下を起こしてしまいパワー効率が下がります。そこでDC/DCコンバーターを使うのですが・・・、
某ネットで安価で出ている中華製のものだとどうしてもノイズの影響を受けてしまい、特にHF帯ローバンドでは使い物になりません。フィルターを入れようがシールドを作たりもしましたが無線機にもよりますがやはりシンドイ。

某OMが手作りで出しているものや、今回のMFJのものは良さそうとの話しは聞くのですが、なにせ1台諭吉(古)が3人も4人も・・・というレベル、ホント憧れの装置だったんです。
しかも今となっては廃業したMFJ製品は全く手に入る目途は無し、
それがなんと、、、中古ですが、伊藤博文(もっと古(笑)が3人で手に入れることができたんです。

もう雲の上を歩く気分!?(なんやそれ・・・

ただ、改めてMFJ-4416B君を調べてみると「ヒューズが直ぐ飛ぶ」「送信中より受信に移った瞬間に飛ぶ」「ヒューズが内部で簡単に交換できない」「無理するとなかのFETが破損」・・・
との不気味な話題が検索で出るわでるわでWeb上に並ぶではないですか!!
そう、もう廃業してしまったMFJ製品としては「正規の修理」はできないんです。ということで、「知ってしまった情報・・・これは使う前にチャンと対策してからでないと実践投入怖くてできないなぁ~」

いつもの如く、前置きがなが~~~くなってしまいましたが、
早速この製品を末永く実践で使うため、早速「改良改造」をしてみました。

これが改造後の基板です。
見えるところでは、デカいコンデンサーが2つも乗っております(笑)


大きさはそれなりですが、作りはシッカリ・ガッツリのMFJ製品
今回初めて知りましたが、送信RFを検知してこのDC/DCコンバーターのON/OFFをする機能もあるんですよね!!想像するにコンバーターノイズをなるべく無線運用に影響与えなくするための工夫でもあるかと思いますが(受信時にOFFで変換ノイズ発生を止め、送信時の電圧低下防ぐため送信と共にDC/DCをONし電圧を13.8Vまで上げる)流石な仕組みですよね。
それもPTTから信号を取るのではなく(無線機によっては面倒)、一番簡単なRF(送信電波)を同軸で繋いでRF信号でON/OFFするなんて、普通考え付かないでしょう(笑)
設計者の発想力に感動ですよね。(RF同軸はT型コネクターで分けてくださいって(笑)素敵です。

今回取説も回路図に付属していたのですが、MFJ関係のWebがまだ有りまして、そこに回路図がありましたので早速追っかけて改造箇所の検討です。

ネット上の過去対策されたOMさんの情報では・・・、
・DC入力側の電圧の振れ幅が大きくなる(特に車の場合想定かも)場合、送信から受信時になる瞬間でヒューズ断=瞬間に大電流がながれるため。
⇒でもこれよく考えると、内部レギュレーションや平滑回路?コイル等からのバックサージ電流などは関係ないのかな???なんて思ったりして・・・。

・元々のFETの制御系の回路にミス設計?

・ヒューズを瞬断ヒューズではなく、少し緩めのヒューズ型サーキットブレーカーにして多少の瞬間サージでは溶断しないようにする。

等々・・・

それぞれの情報から、それぞれの対策方法を読み解いて「なるほどなぁ~~~」と思いました。(みなさん凄い!!)

そこでです。
じゃ~、思い当たるところは全部改善すればよくねぇ~~~か、ということで、
取り敢えず、

①「入力側へ電圧の変動やサージ電圧などから入力系回路(含む瞬断ヒューズ)を守るため、大き目のコンデンサーを挿入して変動を吸収、緩やかにしてみる対策。

②制御用のパワーFETへの思いやり!?として、諸々の周辺部分の電流の流れを調整して、パワーFETへの負担を減らす対策。

取り敢えず、この2点の改良対策を頂いて、実施してみることにしました。

パワーFETの基板裏です。
入手した図面では「MTP3055」の記載がありましたが、ワタクシの製品では「55N06」が搭載されておりました。規格的には一回り大きな規格のようです。


このゲートとソースの間に10KΩの抵抗を挿入、
また、制御IC(SG2525A)の出力P11、P14からゲートの間に数十Ω(手持ちで51Ω)、ワンクッション入れてみました。


こちらは入力側のコンデンサーです。
紹介では5600μF/50VをOMさんは入れていたようですが、なかなか大容量コンデンサーが見つからず(秋葉とか買い行けば良いのでしょうけれども・・・行ってる暇が😢)、またケースに入れられる大きさの制限もあるため、丁度手ごろで良さげなコンデンサー(2200μF/60V)がヤフオクで2個セットで入手できましたので、並列で入れ容量を上げて対応しました。


実際には彼方此方ガチガチ当たらないよう、
プチプチに巻いて、基板の隙間に納めました。


早速自宅からですが、移動運用に持ち出すシールドバッテリーに繋いで、実運用で運用してみました。約半日以上50W機に電源供給しながら運用してみてヒューズ含め、特に問題は発生しませんでした。
ワタクシの場合、供給電源の元が車両等ではないので(緊急時はありえますが)、まぁ~徐々にデュープサイクル利用で電圧が落ちて行く環境からすると、あまり問題は無いのかもしれませんが、まぁ~移動運用の場合は様々な予想外のシチュエーションってのがあるのも確かなので、気持ち的には最低限の対策ありで少し安心して現場投入できるかなと思っております。

もうね、MFJでは修理できないし・・・、
採用されているパワーFETも国内じゃ入手困難、規格から国内で代替え入手できるFETの目ぼしもつけとかなきゃ行けないなぁ~、なんて思いました。

次の移動運用から実践投入です!!


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