こんにちは、またやらかしました!?
先日は「着れると思ったダッフルコート(Lサイズ)\2500」メルカリで購入も、
所謂「ボンレス」状態・・・もう10~15Kgほど、自分の肉を落とさなければ(^^;
そしてもう一つ、
以前より合同移動運用やコンテスト等で同業者や周囲、同行局運用などからの被りや逆に被せないようにするため、30M/50MHzカットオフLPFやバンドパスフィルターなどを用意しているのですが、最近やたら安価で手に入るLPFに比べ、BPFはなかな入手ができません。
もう国内では製品として販売されているものは数少なく、あったとしても(数?)KWったー局向けの超高価なものだったり、海外(中国)サイトで1つ4~5千円程度のもののみ、、、
同軸トラップや全て自作でっていう最終手段はあるのですが、今度は高耐圧コンデンサーを入手するのがまた困難なご時世・・・
ヤフオクで見つけた6m用のBPFがなんと1万3千円まで高騰するところからみると、、、
欲しがっている人は多いのか!?それとも高騰ぶりに転売目的の輩も参戦しているのか・・・
そんななか、某サイトで見つけ購入できたのが、
「BP-400-50S (RF inquiry)」(発売・製作年代不明、結構前のものと推測)の、
6m用バンドパスフィルターでした(先の高騰ヤフオクも同じ製品)。
商品到着後、早速NanoVNAで測定してみると・・・
SWRは全帯域(50MHz帯のみならず全部)で∞無限大状態!?
周波数特性も、なんだかよくわからない状態、例えるなら波形が狂ってる(-_-メ)感じ?
このフィルターはネジ4本で蓋が留まっており、ネジを外すと簡単に開腹ができました。
で・・・開けた途端、ふぅわぁ~~~と焦げ臭い、何とも言えない焼けた香りが、
併せて、、、
これ、何だと思いますか?
両側、銅箔で挟まれはんだ付けされています。
そうです、パスコン(LPFとHPFをくっ付けるコンデンサー)
まぁ、当時は普通にあったと思いますけれども(他のTRIO製BPFでも中身のパスコンはアルミ板を並行に向かい合わせた形だったし)、このコンデンサーも結構自作っぽい形で、両銅箔端子の間には絶縁物なる誘電体?でくっついてはいるのですが、、、
最初開腹して目視した時には、この誘電体にデッカイ”オコゲ”が2つ、焼き過ぎた焼き魚の焦げのようにくっついており、また相当熱を持っただろう(と想像されるほど)、銅箔とリード線を付ける半田が溶けて流れた後までありました。
・・・・相当な規定オーバーな電力を通過させて焼いたか?又は長時間の耐圧を超える大力で連続送信を行ったか、、、併せて自作コンデンサーでもあるための経年劣化(糊などの劣化)などなど、突っ込みどころ満載な状態のパスコンでした。
ちなみに、このコンデンサーを手で挟み押さえつけると・・・
なんと、nanoVNA上の波形が正常なBPF帯域にることも確認し、、、このパスコン以外は問題ない事も分かりました。
裏蓋にもくっきりと焦げた跡が・・・(アルコールで拭いても取れません)
回路図もなんもないので・・・
もうカット安堵トライ(^^)/にはなりますが、、、まぁ~所詮な6mのパスコン部分ですので、そんなに容量も大きな訳ではないと予想し(ちゃんと回路起こして、計算すれば答えが出てくることとは思いますが、そこは・・・今回省略)
始めは・・・「あぁぁあ~、回路起こして、計算して、ネットでコンデンサー探し、さらに高耐圧(そんなの簡単に見つかるかなぁ~、手持ちは無いしなぁ~)
そんな事考えながら、初日は床に就いたのですが、
寝ながら「あっそっか~、なんか以前なんかの落札の序で大量のバリコンや可変コンデンサー袋でもらったやつ、ジャンク箱はいっていたなぁ~」というのを思い出し、、、
2日目早速、高耐圧だろうなぁ~的な可変コンデンサー(トリマー)を、焦げたお手製コンデンサーと交換で付けて、早速測定してみました。
おおおっ・・・と、
なかなかイイ感じにBPFな帯域の波形になってくるじゃないですかぁ~~~(^^)/
偶然発見した某Web上の資料から、この製品は帯域や細かな周波数などは、元から蓋を開けて自分で微調整できる設計思想だったらしく、
「周波数を上げたければコイルを伸ばし、周波数を下げたければコイルを縮めてください」
と記されており、NanoVNAを見ながらパスコンの位置やコイルの幅を調整しました。
構造上、このフィルターはとても調整しやすい!!
実は・・・
このタイトトリマーコンデンサーを付ける前に一度、元あるお手製コンデンサーの修復も試みてみて、波形的には綺麗に収まりバンドパスフィルター的な動作をする位までには修復できたのですが、
実際の送信機に繋いで送信してみたところ、出力10W程度まででしたら問題なかったのですが、それを超えた途端、一気に高SWR状態になり保護回路が働き出力が低下、その後に波形を見るも正常状態、受信等では使えるが送信では使える状態にない(コンデンサー耐圧が無い)状態でした。
それで結局、元からついていたお手製コンデンサーの採用は諦め、チャンとした製品!?のコンデンサーに載せ替えた・・・という感じです。
最終的にはケースを組んだ後、改めて波形を確認しイザ6mのアンテナへ
丁度、SSBでCQを出すOMさんの電波を受信し(あと昨晩は流星通信狙ってらっしゃる局が居ましたね!!)問題ない事を確認!!
送信の方も、CW帯からSSB帯とよく使う部分を200Wフル通過させても問題ない事も確認し、無事に生還(もしかしたら初期製品より改善?)に成功しました。
移動用の最大通過電力50Wの6mバンドパス(BPF)は持っていたのですが、それと比べてもそん色なく、ハイパワー対応のこちらは固定からのコンテスト参加、また元々50Wだと余裕もないため(やはり誤って焼いちゃうのが怖い)、こちらも併用して移動運用やコンテストで活用しようかなと思います。
今回も・・・やっちゃった感ありましたが、
結果的には、修理&構造のヒントも頂きながらのグレートアップ!?にもなったことで、
今度はこれをお手本に、HF各バンドのフィルターも移動用に自作でも試みてみようと思います。
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