ここ最近のコマーシャルは「3日出勤、3日自宅テレワーク又はお休み」という生活。
4月の緊急変更からもう3か月。相変わらず、慣れない生活!?ではありますが、
平日の6mと10mのEs恩恵には、お陰様でガッツリ楽しまさせて頂いております。
今日、今も正しく10mFMで九州~四国・中国地方が良く入ってきており、
先ほど長崎雲仙のOMさんとFMで少しラグチュウまでしておりました。
そんな巷4連休直前の2連休です(・・・明日から3日間はお仕事です(^^;
そんな今日は、先日から少しテストしていた、
1200MHzのRF受信アンプの製作とテストの様子を少し話題にしてみたいと思います。
以前から入手して、テストしてみたかった、
「SWALLO(スワロー)誘電のRFアンプ」
HEMTのFHX35LG(富士通)仕様のアンプキットをヤフオクで入手しました。
実は昔はよくハムショップや秋葉原の千石あたりの、アマ無線用キットなどのコーナーにぶら下がっていたのは良く見ていたのですが、、、
当時はあまり気にしてもいなかったこれらのキット。
残念ながら、ハム人口や電子工作好きがガツンと減っている令和の昨今、ホント見なくなりました。そもそも、これらを扱うショップさえもどんどん閉店し消えてしまっている昨今。
コロナ過どころの騒ぎ以上、ホントに寂しい限りです。
そうなると・・・作ってみたい、使ってみたい、どんなキット、回路なんやろう~?
とっても気になりました。
何度かヤフオクで見たり、メルカリでも見たりしましたが、タイミング合わず入手もできません。今度見かけたら欲しいなぁ~、ずっとそう思っていました。
そんな中、
ヤフオクで即決設定され出品されていた未使用・未開封品のデッドストックがあり、即購入してみました。
いろんな参考書や、製作記事などでRFアンプの自作やメーカー製製品、キットなど紹介・研究されているのは見つかりますが、
HF帯や50MHz、その昔のFMエアーチェック用の80MHz帯用の(特にFCZ系の)RFアンプ等は比較的扱ったり、自分でも作ってみたり、キットを作ってみたり・・・
良くしていた方ですが、今一特に430や1200等の高い周波数については、見たことも含め殆ど経験がありませんでした。
特に・・・フィルター部分の構成
Lowな周波数は、所謂FCZコイルとコンデンサでアンプ(FET)の前後で挟みフィルターを作り、、、等となるのですが、
高い周波数になると、基板パターンやシールドケースでのLやCを活用してこれらフィルターを作りますよね。
これが、、、この技が、いつも凄いなぁ~、見てみたいなぁ~
そんな事をよく思っていました。
このSWALLOのRFアンプも、1200MHzや430MHz用のキットは、
写真の様にシールドケースにしっかり入り、入力と出力側には配線でフィルターが構成され、更にHEMTディバイスを境に、入力・出力がちゃんと分離されている構造になっています。(高周波回路の設計では当たり前の話しなんでしょうけれども・・・お恥かしい)
ディバイスは、HEMTのFHX35LG(富士通)が採用されています。
もう、ハズキルーペ使っても見えないくらいの小さな小さなディバイスです。
このキットの実製作としては、
このHEMTディバイスを、所定のところに半田付けする、だけにはなるのですが、
これがまた、小さいのでホント難しい。
付属してきたリード線をHEMTに半田付けして延長し、入力側(ゲート)・出力側(ドレイン)、そして2本のソースをはんだ付け、出力側のドレインにはFBを通じて分離をしてから出力側のフィルターに入れてあげます。
ひっりかえって(手前)が、出力側になります。
ホントに小さいですね(^^;
早速の動作テストは、今や懐かしい「KENWOODのTR-50(1200MHz/FM)」ポータブル機になります。
この機種でのテストって、実は受信側のRF同軸切り替えがとても簡単なのです。
同軸コネクターの入れ替えるだけで、RF受信トップ(正確には2段目)に入れてみる事ができます。
この機種、アンテナ端子配下に送受切り替え用のリレーが載った基板があり、
リレーからRX側は一段RFの初段アンプがあり、同軸にてRX側基板へと繋がっています。
このリレーとRX基板との間に今回の受信アンプを挿入してみるのです。
電源は、7V以上取れればよく、本体電源ONで12V(13.8V)が取れる部分は、沢山あります。今回はライトスイッチ近くの端子から電源を取ってみました。
さてっ、いざ受信テスト・・・
実は、、、此処まで一気に書きましたが、、、
1回目でのテストでは完全に失敗してしまったのです。というのは、やはり静電気の悪さでしょうか、それとも組み立て手順が悪かったか、はてまた半田付けが良くなかったか(ブリッジしてしまったか?)、初回のテストでは電源入れても「うんとも・すんとも」言わず!!一気に何も受信できなくなってしまいました。
恐らくHEMTのFHX35LG(富士通)が昇天してしまったいたようです。
(まぁ~古い新古品のキットでもあったので、私が入手した時から既にHEMTが飛んでしまっていたのかもしれません。だって・・・何年前のキットですかね(^^;
気を取り直して、HEMTのFHX35LG(富士通)を別途オークションで入手しました。
1つ約500円、キット説明書には「メーカーで予備品の販売や製作調整などもしてくれていた」ようですが、もう何時の話しでしょうか?
ちゅうことで、流石ヤフオクです。すぐさま落札したHEMTのFHX35LGが普通郵便で送られてきました。
そして2度目の接続と実験開始です。
勿論、1200MHzまでのCGは持っているハズもなく(と思っていたのですが、考えたらアナライザーの信号があったなぁ~なんて今思っていたり)
1200MHzバンド内でラグチュウしている方も殆ど居らずで、、、しばし休憩。
最終的には、偶々1200FMメインでCQを出している局長さんをキャッチして、
すかさずな調整をやってみました。
調整は入力側のTCと出力側のTCを回して、最良点を見つけました。
(更に詳しい調整の仕方は、取説にもありましたが・・・今回多分そこまで追い込み調整できていないでしょうねぇ~(^^;
実はこのTR-50、元々の感度もそんなに悪くはなく、今もしっかり実用しています。
ただ某同メーカー製モービル機(TM833)と比べると、もう少し!!って気がしてます。
そこで以前、中華製の広帯域RFアンプをこのRF段に突っ込んでみたところ、TM833と同等の受信となったことから、少しなんとかならないかなぁ~と考えていたところでした。
中華製アンプはもちろんBPFも含めフィルターが無いため、そのまま何でもコイやー状態だと幾ら感度が良くとも、まぁ~様々な問題も実際の移動運用では出てきそうなので、今回のこのキットと合わせたり、入出力側のフィルター部分を参考に、今後自作や改良の参考実験になればと思っております。
ちなみに・・・、
今回のHEMTのFHX35LG(富士通)、SWALLOアンプでは、凡そ10dB前後上がったかなぁ~、そんな感じでした。
ディバイスの時代も時代だし、調整がしっかり追い込めていない部分もあるかなぁ~とも思っております。
今回は、実験を終えて一旦TR-50より取り外し、
次の自作や改良・改造の参考にして、来たるべく秋の(コロナ終息後の)1200MHz移動やコンテスト参加に向けて準備をして行きたいと思います。
しかし・・・今日もお空のコンディション良いですね。
今日も10mFMもう既に数局6エリア、3エリア、8エリア交信しながら、このブログ書きこしました(^^ゞ
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