こんばんは、
チョイと遅れてしまいましたが、先週末のFDコンテスト、
皆さま交信頂き有難うございました。
えっと・・・
諸々準備万端だったんですが金曜日に身体を壊し、一時殆ど動けなくなっちゃいまして、
準備した移動運用用の機材を玄関からあと車に積めばよい!という段階で移動運用を中止。
「固定ステーション」での参加に切替えました。
諸々準備万端だったんですが金曜日に身体を壊し、一時殆ど動けなくなっちゃいまして、
準備した移動運用用の機材を玄関からあと車に積めばよい!という段階で移動運用を中止。
「固定ステーション」での参加に切替えました。
幸い、土曜日夕方には大分体調も良くなり、翌日曜日も15時までフルで参加することができました。もちろん正直残念でしたが、無理してお山行って救急車や救助隊・・・なんて事は絶対避けたかったので、結果的には良い選択だったかなと思います。
次のACAGでは移動運用で参加したいとまた準備して行きますので、どうぞ宜しくお願い致します。
前置きがまた長くなってしまいましたが・・・、
そんなコンテスト終わりの日曜日夕方(実は移動運用前提で3連休でしたので)から、夏休みの自由研究!?として、ボリウムが劣化して音が全くでなくなっていた今では貴重な1200MHzのFMハンディ機、スタンダートのC311の修理再生に臨んでみました!!
そんなコンテスト終わりの日曜日夕方(実は移動運用前提で3連休でしたので)から、夏休みの自由研究!?として、ボリウムが劣化して音が全くでなくなっていた今では貴重な1200MHzのFMハンディ機、スタンダートのC311の修理再生に臨んでみました!!
ご覧ください。
懐かしの「サーマルスイッチ」方式のPLLハンディ機ですよ。
そして、なんたってかっこイイ!!相性も「pokekuro(ポケクロ)」です。
そして、なんたってかっこイイ!!相性も「pokekuro(ポケクロ)」です。
そう言えば、当時の無線機(ファイナルの真空管やTr、アンテナなんかにも笑)にはいろいろ愛称やあだ名的な皆がしってる名前ってありましたよね。
この無線機の症状ですが、いろいろ調べてみると受信系や送信系、また周波数精度には問題はなく(ビックリするほど状態良し)、ただただ唯一この機種(時代か?)の持病ともいわれるSW付き音声ボリウムの極度のガリ(というか可変抵抗の炭素被膜が完全に無い!?んでしょうね)SWをON一瞬薄ーく音声が出て、その後は全くの無音、最大に近い箇所で一か所音声出力がでるのですが・・・爆音で(笑)
流石にこれでは使えない・・・との事で、今回修理を試みることにしました。
流石にこれでは使えない・・・との事で、今回修理を試みることにしました。
ネットで検索すると、同じ持病症状で修理されている同型機の作業紹介ページが沢山見つかると思います。わたくしも今回参考にさせて頂きました。OMの皆さま有難う!!
簡単な話し、SW付ボリウムの交換になります。
ただし、この同じ型のパーツがあるかどうかが肝になります。
調べると、このボリウムは10KΩ/Aタイプの単回路SW付きです。恐らくですがアルプス製かと想像されます。んでもって・・・某密林では10KΩ/Aタイプが無くてBタイプは見つかりました。
まぁ~秋葉原のパーツ屋さん含め探しに歩けば良いのでしょうけれども、なにせ秋葉原まで行ってる余裕がありません。(先日も何年振りの勢い(笑)でしたしね。
調べると、このボリウムは10KΩ/Aタイプの単回路SW付きです。恐らくですがアルプス製かと想像されます。んでもって・・・某密林では10KΩ/Aタイプが無くてBタイプは見つかりました。
まぁ~秋葉原のパーツ屋さん含め探しに歩けば良いのでしょうけれども、なにせ秋葉原まで行ってる余裕がありません。(先日も何年振りの勢い(笑)でしたしね。
意外と2回路(ステレオ)の物は結構あるのですが、1回路が見当たらず、
BタイプのVR特性を頭に入れ(まぁ~無線やるには問題ないんじゃない!)な発想で発注しました。安かったよぅ~2個セットだったし、配達も国内からすぐに届きました。
BタイプのVR特性を頭に入れ(まぁ~無線やるには問題ないんじゃない!)な発想で発注しました。安かったよぅ~2個セットだったし、配達も国内からすぐに届きました。
はて、ここからが本番です。
真ん中のグリーンがSW付きのVRです。上のはRITとツケルチの2重VE(こっちの方がかなり特殊で恐らく代替含め手に入らないでしょう。こっちじゃなくて助かった)
はて、このVRどうやって外そうか???
それと、代替VRはチャンと付くのだろうか???そんな事を考えつつ、先ずはパーツ併せから
元の壊れVRに重ねてみたり、基板裏面での半田位置を確認します。
・・・そうもそのまま入れ替えができそう。さすがにこの時代のハンディ機はチップ部品も多く細かいTR、C、Rパーツが所狭しとびっしり配置されており、なかなか涙がでてきそうです(笑)しかし設計者はいつもスゴイなぁ~って尊敬しちゃいます。
この切断作業状況は割愛しますが、、、
かなり金ノコとヤスリで30分以上手に鉄粉を飛ばしながら格闘しております。
(多少な擦り傷、切り傷の負傷も・・・笑
それでようやくできた完成形が此れです↓↓↓
カメラで撮る位置の関係と、パーツの配置位置の関係で「あれっまだ長いじゃん」と思うかもしれませんが、実はちゃんとパーツを基板に納めた場合には粗ほぼ同じ長さまで調整できております。
そこで次の難関です!!
早速稼働テスト!!
カメラで撮る位置の関係と、パーツの配置位置の関係で「あれっまだ長いじゃん」と思うかもしれませんが、実はちゃんとパーツを基板に納めた場合には粗ほぼ同じ長さまで調整できております。
そこで次の難関です!!
恐らく今回の修理(単純にVR交換だけですが・・・)で一番難航した作業箇所かと思います。写真は格闘に勝利した後の写真です。
結果的には簡単に旧VRを外すことができず、他の同様の修理をされたOMも書いてありましたが、旧VRは壊しながらの部品取りという荒業で挑みました。
結果的には簡単に旧VRを外すことができず、他の同様の修理をされたOMも書いてありましたが、旧VRは壊しながらの部品取りという荒業で挑みました。
それなりの道具があれば、半田を除去し熱を掛けてVRのみ綺麗に外すこともできるのでしょうが、なにせ小型のハンディ機でしかも1200M帯ですからもうビッシリ部品が付いています。大いにあるのは修理するつもりで完全に昇天させてしまい復旧不可能なゴミにしてしまうことです。やはりこのご時世とっても貴重は1200Mのハンディ機、何としてでも確実な方法で修理しなければ・・・ということで格闘しました。
多少裏面のパターン剥がれや熱によるパターン焼損もありましたが、何とかVRの交換を終えて、二度目の修正チェックで音が正常に出ることを確認して無事修理完了となりました。
(一度目に蓋閉めて電源ONも、音がならなかった(笑)肝心な音声信号入力ラインのパターンが寸切れしてVRの中点に接続できていませんでした!!ちゃんと修正修正(笑)
(一度目に蓋閉めて電源ONも、音がならなかった(笑)肝心な音声信号入力ラインのパターンが寸切れしてVRの中点に接続できていませんでした!!ちゃんと修正修正(笑)
その後、元通りに組みなおして無事完了です。
いろいろ触ってしまって、なにせ1200MHzのハンディだし周波数狂ってしまってないかと心配していたのですが、その後の測定器でのチェックでは全く問題ありませんでした。
いろいろ触ってしまって、なにせ1200MHzのハンディだし周波数狂ってしまってないかと心配していたのですが、その後の測定器でのチェックでは全く問題ありませんでした。
【半田が温かいうちに・・・】
この時代のハンディ機には超小型なアナログ式のSメーター(RF兼や電池残量確認兼)が良く乗っていました。もちろんやはり便利でした。
この時代のハンディ機には超小型なアナログ式のSメーター(RF兼や電池残量確認兼)が良く乗っていました。もちろんやはり便利でした。
その殆どが独自のメーター(ラジケーターのレベル)でした。
ただし実際のFMでの交信では(まぁ~2メーターや430など、
今でいう”59”という局よりは、”M5”(メリットファイブ)で良好に入ってます!!
今でいう”59”という局よりは、”M5”(メリットファイブ)で良好に入ってます!!
なんてレポート送っていたOMさんも多かったように記憶しています。
そうSメーターは無線機には必ずしも必須では無かったんですね。
もちろんコスト的な部分もあったかと思いますが、
もちろんコスト的な部分もあったかと思いますが、
このC311(C211やC411 でしたっけ)の同シリーズでは「Sメーター」は省略されて内臓していませんでした(当然!液晶でもないので・・・笑
ただし、本体上部の外部スピーカー&マイク端子の横に”Sメーター”端子なるものが(φ3.5mmのモノ)あり、「Sメーターが欲しかったら、ユーザー皆さんで是非作ってみてください」というのが取説に記されたスタンダートからのご案内でした。
事実、取説にもSメーターの作り方の回路図などサンプルが載ってましたし、
当時の記憶では(ハムフェアーだったかなぁ~)「自作Sメーターのコンテスト」開催されていたのをしっかり覚えています。それほどにユーザーとメーカーの繋がりが今よりも近かったんですよね。先の無線機愛称の一般公募なんてもあったし・・・。
ただし、本体上部の外部スピーカー&マイク端子の横に”Sメーター”端子なるものが(φ3.5mmのモノ)あり、「Sメーターが欲しかったら、ユーザー皆さんで是非作ってみてください」というのが取説に記されたスタンダートからのご案内でした。
事実、取説にもSメーターの作り方の回路図などサンプルが載ってましたし、
当時の記憶では(ハムフェアーだったかなぁ~)「自作Sメーターのコンテスト」開催されていたのをしっかり覚えています。それほどにユーザーとメーカーの繋がりが今よりも近かったんですよね。先の無線機愛称の一般公募なんてもあったし・・・。
ってな感じで、早速作ってみました。
メーターはジャンクお宝箱にあった、小型のラジケーターです。
取説では200μA程度のラジケーターを使ってくださいねとありますが、このジャンクメーターはどれくらいなのかは分かりません。
でもまぁ~イイか(笑)、Sメーター自体は目安ですし、あまりにも信号が大きすぎるばあいには抵抗抱かせて分流すればよいし・・・。
取説では200μA程度のラジケーターを使ってくださいねとありますが、このジャンクメーターはどれくらいなのかは分かりません。
でもまぁ~イイか(笑)、Sメーター自体は目安ですし、あまりにも信号が大きすぎるばあいには抵抗抱かせて分流すればよいし・・・。
早速中身の指針表示部を自作して印刷、メーターに合わせ切り取ってセットしてみました。
っても、、、この日はもう夜遅く、だ~れも1200MHzFMに出ているOMさんは居らず、
実際の稼働確認は後日になってしまいました、が・・・結果はとっても上手く行きました。
なんか手作り感満載状態ですが(笑
同時のラジオ少年たちは、こんなお手軽自作にとっても楽しかったのを久しぶりに思いだしました。
同時のラジオ少年たちは、こんなお手軽自作にとっても楽しかったのを久しぶりに思いだしました。
貴重な1200MHzのハンディ機、
サーマルスイッチ式で、かなりアナログな操作ではありますが、
まぁ~1.2GHz帯バンドと同様に、のんびり操作も楽しんで無線に出られる時間を楽しみたいと思います。
<追伸>
Sメーター制作、ちょっとドはまりしており(笑
様々な今入手できるアナログメーターを改造して、他にも何種類か外付けSメーターを作ってみたいと現在計画進行中です。おもろいの出来たらまたご紹介させて頂きますね。