2024年9月29日日曜日

OLYMPUS-PEN 復活・・・と行きたかったのですが、まさかの・・・

OLYMPUS-PEN EE-2

先々週末、とあるフリマサイトで見つけて即購入してみたPEN-2
ケースに入って長期間倉庫に眠っていたようで、外見はとっても綺麗。


今年PENTAXから久しぶりに新しく開発されたフィルムカメラ、PENTAX 17が発売されました。メーカーショップで8万8千円かな・・
ただ、これが入手できません。何度も追加発売されていますが、今でもオンライン発売(予約)と同時に即完売してしまいます。

それと・・・我が無銭家とましては、、、この8万うんぬん!!
とてもとてもお小遣いでは買えません😂
月賦払いで、はて即完売の📷って・・・どうやって買うんだ???

まあぁ~そんなこともあり、いつもは無線機そっちのけで飛びつくPENTAX📷カメラなのですが、今回ばかりは躊躇しておりました。

そうそうこのPENTAX 17、36㎜フィルムなんですけれども、今時代珍しくハーフサイズなんですね。ただ、今36枚撮りカラーネガフィルム1本が最低でも2000円する時代!!
(ほんの少し前=1本が4~600円時代、こんな事想像すらできませんでしたよね😅)

逆に倍のカットが撮影できるハーフサイズ、
しかも=縦撮りが基本サイズの画格、なんかとってもソソラレルんですよね。
だって、最近のスマホ撮りも基本は縦撮り(そう縦撮り動画なんても)実はとっても興味があって・・・そんな無銭家がハーフサイズカメラ欲しくなり、、、😂


お値段的には最近のフィルム約1本分程度で入手したこのカメラ、
手にしてから早速お掃除にとりかかりました。


流石にこのEE-2は、既に50~60年選手の人生先輩な📷
各機器の見た目は綺麗なのですが、ホコリやチリ、またレンズにファインダーにはカビも結構びっしりと・・・


いろんなネットから情報を得て、
分解掃除、ファインダーも見違えるほど綺麗に透き通るようになり、


このカメラの美の特徴としての、フィルムカウンターメーターも美しく、
外回りもとっても綺麗に磨き、


この時代のカメラの特徴でもあるセレン素子(光発電素子)周りも綺麗に磨きます。
このセレン素子で発電された微弱な電気(電圧)で、内部の検流計(電流や電圧計の内部みたいな計器)を起動させ、露出計の針を動かせます。
この針の位置(=レンズ面に当たる光の強さ)で、シャッタースピードや絞り値を決める(それも検流針の針を歯車的な噛ませで物理的に挟み、その挟んだ位置によって露出値やシャッタースピードを変えるという機械と電気のハイブリット方式!?)

この時代のカメラ📷内部を見ていると、
まるでアナログ機械式時計を分化している様な錯覚さえ覚えるほどの綿密に考えられ作られた当時の発想力や技術力、そして重ね重ねの工夫やアイディアを屈指した当時の匠の素晴らしさを素で感じることができます。


最初は上目だけだったのですが、
いろいろメンテしていると、次から次へとレストアの欲望が高まります。
ファインダー、フィルム室、レンズのカビ取り、絞り羽のベタ付き等々・・・

この機種は、
先程の露出検流計の針の状況で、明らかに撮影に光量不足の場合(レンズキャップの取り忘れもね!!)ファインダー内にこの様な赤いベロが出てきて警告、そしてシャッターも切れなくなります(ホント素晴らしい設計と発送)。

ただ、なんかレストアしているうちに・・・
この赤ベロの動きや絞りの変化、シャッターの切れる動作などに一過性がなく、結構くるっているような感じを感じるようになりました。

この段階で想像する致命的な不具合
(若しかしたら・・・)この光を電気に変換するセレン素子が劣化して発電量が減っている?若しくは検流計の戻りバネ含め、計器自体が劣化して針が振れづらくなっているかも・・・
なので、毎回電流計の振れが不安定で、カメラ自体の動作も不安定になっているのかも・・・。


そんなことも気になりながら、
数日駆けて、レンズのクリーニングも実施してみました。


ホコリとカビが蔓延つていたレンズを1枚1まい綺麗にしていきます。

併せて、
絞り羽の部分も綺麗にします。


このカメラは焦点固定式なので、
この作業はとても簡単でした。
これがフォーカス付きなレンズであれば、いろいろ位置記録など・・・相当気を使いながらのバラシや組み直しになりそうです。


結局・・・
レンズはとっても綺麗になり、油分で粘っていて絞りも瞬時に開閉するようになったのですが、やはりカメラとしての動作が不安定なまま。

これでは、怖くて高価な(っても普通のネガですが😅)フィルムを入れられません。

はて、、、どうするか・・・。



昨日・・・、
朝からホコリや塵を取り、錆びついたボディーをピカールで綺麗に磨きます。
併せて、レンズ周りのごみや塵、そしてカビ取り、
各つなぎ目には注油も、


油分で開閉が美味く動かない(動きずらい)絞り部分は、
ベンジンのお風呂に入れ油分を全て落とす洗浄をしてから無水アルコールで綺麗に処理します。この段階で、もうこの作業も手慣れたものです😂


レンズ全てを美しく磨き上げます。

あれっ・・・😂
2台!?

そうです。

そうなんです。
いろいろ悩んだ末、やはり写真が撮りたい・・・
と考え、一か八かでかなり汚れがひどかったEE-3をなんと1600円で入手することができ、はじめは色々移植しながらニコイチを考えていたのですが、

思いのほか、ボロボロだったカメラ本体も、磨けば磨いたなりに綺麗になり、
なんたって、EE-2で問題だったセレン素子もしっかり(やはりこれが正常な検流計(露出計)の動きなんだ)まじまじと見て、EE-2の不具合部分がよく分かりました。

結局、
新しく追加一台入手したOLYMPUS-PEN EE-3を外張り革も含め全てリニューアルで張り替え、レンズ及びファインダー、そして内部機器を総クリーニング&注油しながらレストア完了。動作も全く問題無く、これでめでたくこのEE-3📷にフィルムを装填することができそうです。

秋の晴天に、今度はこのカメラを持参してお散歩へ出てみたいと思います。
そして不具合の原因がはっきりわかったEE-2ですが、
これは後日また余裕をみて部品取り用の同型カメラを入手し、是非とも復活させてみようと思います。

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