2024年4月14日日曜日

6m 3エレ・デルタループ自作 製作談(^^

こんにちは、ぽっかぽかの春週末ですね。
みな様、如何お過ごしですか?
今週末は、花粉症の薬ゲットや、1か月ぶりの床屋さん、洗車などなど久しぶり、のんびりな週末を送っております。あとお声がけもね😂

さて今回は自分への忘備録をも込めて、

前回ご紹介した50MHz(6m)3エレの自作簡易デルタループアンテナの詳細をご紹介したいと思います。

ホント、デルタループ自作を思い立ったのは・・・
最近よく交信して頂いている6m移動各局やコンテスト局など皆さんががデルタループを多用しており、信号を聞くと「いやっ確かに強い!!!!」、
以外にビックリ😲する程の強さで飛んでくるのを目に・肌に関実昨今です。そして共通点がなんと皆さんアンテナがデルタループを使っている。

そこで欲しくなっちったのですが・・・
何せ某有名なOMさん設計製作のデルタループ、だんだんだんとお値段も上がって、とても私の様な無銭家には簡単に手が出せません。

そこで・・・何時もの如く、作っちゃうことにしました。


最初の計画と設計・・・先ずはイメージとっ部材集めから、
いろいろ調べながらも、見様見真似でイメージ図を作ってみました。


近所のホームセンターで入手できる、ありったけの細いアルミパイプをゲット!!
今回は移動運用専用で、なるべく手軽に、なるべく軽く、設置も撤収も簡単に早く、また壊れてしまった場合でも安価にリペアーできるようにと、

結果的には、φ10、8、6mm程度の細い1mもののパイプを準備しました。
ちなみに、ワタクシがよくいくホムセンではこれで在庫切れでした。
(やはりあまり買う人が居ないためか、なかなか在庫が補充されてない感じ・・・その売り場で売られていたパイプの殆どは、今や我が家のアンテナに化けております😂)

同調には、トロイダルコアを使った、1:4バラン(200Ω:50Ω)、ということは開口角(って言わないか)、デルタの角度は一番簡単な90度角で考えました。

ブームはというと・・・・
2mのアルミパイプ、は在庫切れ、且つ有っても高額なので止めて、
以前6mの6エレのブーム補強用にと同じホムセンで見つけた、アルミ組み立て棚の柱パイプを採用、四角というか凡その六角面、だから意外とエレメントを斜めに付けるための穴あけには便利でもあった。(今回は予め予備品として購入してあったものを流用:買っても2m物で600円程度、安いでしょ!!)


さてっ、いよいよパーツ作りをはじめます。
各エレメント下段のパイプ(φ10㎜)の端から7㎝程度のところに、ネジを埋め込みます。
これは、ここに差し込む上段エレメント(φ8㎜)が入ってそれ以上入り込まない(落ちない)用にするためのストッパーになります。併せてギザギザ(タップネジなので)が上段エレメントと電気的に安定的に接触させるためでもあります。
(ちなみに、ホムセンで買ってきたアルミパイプは大抵表面保護の加工がされており、電気的に導通が無かったりしまうので、接触面はよ~く表面保護を削り取り、電気的にも確実に接触するようにしておいた方が良いと思います。私もテスターで計測しながらの作業でした)

今度は、上エレメントの先端に更にエレメントの種類によっては延長させるための、φ6mmのアルミ棒が各エレメント毎に突き刺さります。
これは、もともと購入したアルミパイプが一番安価な1mものの組み合わせなので、先ほどの入れ込みや給電点等のことを考えても2本足しても合計長さ2mには足りなくなるため、またエレメントの種類によって長さがことなるため、それらの調整としています。
ただし、基本的には給電する放射エレメントをベースに、最後は上部のワイヤーや今回採用したバランのコンデンサーで調整するので、厳密に・・・というレベルまで追い込む必要は無いと思います(結構適当です😂。


これは各下エレメントのブーム部分に斜めに開けた穴に突き刺さる(貫通する)部分です。
アクリルのパイプでブームに入り込むとことを被せています。約10㎝程度です。
2本だけアルミパイプ部分が出ているものがありますが、この2本が放射器になる部分で、むき出しになっているアルミ部分に給電します。


こんどは、各エレメント先端、又は先ほどの放射器給電部分の構造です。
今回は予めリード線を他圧着端子でエレメントパイプ(又は延長したアルミ棒)と圧着接続させ(ネジ込み)、線にはギボシ端子を付けています。

上部ワイヤーエレメントと良くあるクリップではなく、ギボシで接続します。
このアンテナは、エレメントパイプを極限の細さで作っているため、ワニ口や目クリップでは小さすぎて直ぐに取れてしまうため今回は、以前のスカイドアーアンテナ同様にギボシにしてみました。


エレメントが出来上がったら、
今度は、いよいよブームへの斜め(逆三角形になるところの)穴あけです。
もうただただ、リーマーで手に豆作りながら、穴を広げていきます😂


これは給電部、放射器のところですが、
イメージはこんな感じになります。青のリード線のギボシ端子にバランを取り付ける感じになります。

さぁ~、
チマメやあちこち手に切り傷、擦り傷作りながらも、アンテナを構成する部材が完成しました。次の道志村移動の際に調整してデビューです!!


自作思い立ってから1週間後の3/30日、やってきました道志村です。
初のフル組み立てを行ってみました。

ご覧ください!!このいびつな導波エレメントの角度(^^;
放射器、反射器はまだ同じ方向に逆Δが立ち上がっているのですが、導波器の三角形だけ何故か方向がちゃいます🤣🤣🤣🤣🤣
もうね、狭い自宅内じゃこのフル組み込みもできませんので・・・あるいみしょうがないですよね、殆どイメージだけで作っているので🤣
ボール盤なんかも持っている訳じゃないし、手打ちのドリルですから・・・。

まっ!!
此処は気を取り直して、とりあえず使える状態までになるかの試練テストです。
組み立たて、調整を行っていきます。


今回最後まで悩みに悩んだ「エレメントとブームの固定方法」
そうです。最終的には「輪ゴム」で止めました😂😂😂😂😂
これはもう特許取りたいくらい🤣

まぁ~元からスカスカではないので、滅多に抜けることは無いとは思いますが、
一応ね、数メーター上に展開させ、おおよそは踏みたて君使い、車上で展開するわけで、更にこのアンテナってば、その構造上、風をの影響を結構受けやすい特徴がありますので、万が一エレメントが抜けて飛び散り、車に落ちてきたり、飛ばされて何かやひと様にぶつかってはなりません。だから・・・何らかの「簡単には抜けない」仕組みを作らなきゃと当初から考えておりました。

ヒントは、会社のお昼🍱弁当🤣
毎日現場出たスタッフが帰り道にお弁当屋さんで昼飯弁当を買ってきてくれるのですが、そのお弁当に巻かれている輪ゴムが結構捨てられず溜まっている何時ものデスク周り風景を想いだしたんですね。

そして、写真の様にエレメント差し込んだ際に、ブームを挟んで縛り付け、簡単に抜けないようにしてみました。どうせ1日程度の運用だし、これだと設置も撤収も輪ゴムを外すだけでとても簡単。輪ゴムも1っ本ではなく数本束ねて使っております。

この日もある程度風も吹きつけていたのですが、全く問題無く安心してアンテナを揚げることができました。これはイイぞ!!


さて、アンテナが上がったら今度は調整です。
先ずは何もしないまま、作ったまま上げてみて測定しました。

デップ点は46MHz~48MHz帯にありました。
ただちゃんとデップ点ありました。
やったーーーこれは意外と管谷なんとかなるぞーーーーってその時思いました。

今回の寸法は、全体的に長く調整してある(=恐らく50MHz帯より低い周波数に同調してるんだろうな・・・
だから、先ずはエレメントの天頂部ワイヤーを少し縮めてみました(今回は仮なので折り返しで結束バンド固定)

同調周波数は上がり、見事50MHzバンド内の中へ、
その後は、バランに入れてある可変コンデンサーを調整しました。
(これは以前製作した6mスカイドアーのマッチングボックスと同様の方法をとりました)


最終的な(この日の)結果です。
移動運用(SSB/CW)で良く出る50.200MHz付近。
バッチリ!!
これであれば50Ωの同軸ケーブルをそのまま使えますね


コンテスト時(CW)の低い周波数帯もOK


先ずは出ませんが・・・
51.5MHz程度のFM帯までこのママの状態でも問題無く使えそうです。
インピーダンスは多少ズレますが、簡易移動運用だったらこのままやっちゃいますね。


ということで、
自分でいうのもなんですが・・・見事無事にこの自作デルタループちゃんに、
目的の6mの波がうまく乗りました!!

併せて、お昼に掛け6mSSBとCWで道志村移動運用を楽しみました。
確かに、皆さんが言う
「デルタループアンテナだと、受信がやはり八木とは全然違う・・・」
なるほどなぁ~って思いました。
ほんと、よく聞こえるんです。

ビームの切れは(まぁ~この方向怪しい導波器がくっ付いている関係もあってか)八木のそれよりも随分ブロードで広いんだなぁ~と思いましたが(多少の指向性ももちろんあります)、聞こえ方が全然良いんですよね。多少振ったとしても・・・。
今回場所が場所だけに、丹沢山系やら富士山やら彼方此方に反射して聞こえるアクティブ1エリア各局の信号だったので何とも言えませんが、でもやはり八木とは違う🤣
そう思いながら30局近くの皆さんと無事初交信ができました。

後日、、、、
この日調整で縮めた上部エレメントは、長さを合わせて各エレメント分実質作り直しました。
また方向が明後日だった導波器エレメントのデルタ穴も、あけ直しを行いまして、随分まともな3連三角形山となりました。この次の運用では切れ具合、飛び具合などを検証してみたいと思います(っていうか、それってもうAJAの時かなぁ~😂


最後に、今回製作した6m(50MHz)3エレデルタループの簡単設計図面(手描き🤣🤣🤣)と、タッパに中に作った専用のバランの情報を描いたものも併せて載せました。

まぁ~、
お陰様で、6mデルタループの自作は、各局さんがとてもアクティブに挑戦&展開されているので、みな様の情報もご参照ください。
また寸法も結構アバウトですので・・・(私の場合)、あくまでも参考程度で実際に作った場合には、カットアンドトライを是非楽しんでみてくださいね。

自分が作ったアンテナに電波が乗った瞬間や、
それでもって交信できた時など、何歳になってもワクワクして「やったーー!!」をしまいます😂


移動運用も昼メシも忘れ6mで交信を続け、
13時半、ようやく撤収と同時に富士山を観ながら富士山海苔🍙を食べて、
14時チェックインのキャンプ場へと下山しました。

さぁ~、
しばらく6mの簡易移動は、以前製作したスカイドアーか、今回の3エレデルタループになりそうです。もし私の波が聞こえておりましたら是非お相手宜しくお願い致します。

0 件のコメント:

コメントを投稿

道志村・キャンプ移動!!

本日はもういっちょ!! 先日行った、道志村キャンプ移動のご報告です🏕 既にアップしているとおりの、今回の三大目標!! ①紅富士をカメラに収めたい!! ②自作6m 3エレデルタループアンテナの調整と実践 ③いつもの焚火キャンプ🏕移動運用 先ずは紅富士・・・朝5時半過ぎ、綺麗な紅...